御休憩処(飲食)

ドネルケバブ

ちょっと街歩きをしていて、昼飯を簡単に済まそうと思い立ち、あぁ、そうだ、ドネルケバブ食おう、そうしよう、と、思い立つ。ドネルケバブ焼いているスタンドの当てがある地区を闊歩していた訳。 * 昨今、随分ポピュラーになったように思えるドネルケバブ…

 アイス、今が旬だねっ!

一口にアイスと言っても、かき氷的なガリっとした食感の氷菓、シャーベット的なサラッとした食感の氷菓、さっぱり味から濃厚味まで幅広いアイスクリームなどと、そのヴァリエーションは多彩である。が、まぁ、想像するに、夏には氷タイプのアイスの売上がぐ…

いちじく

秋はいろいろと食い物が美味い。これは疑いようもない事実である。 そうかといって夏も美味いし、春も美味いし、冬ですら美味いので、わお、地球は食いしん坊プラネットだぞぅ!と絶叫したい気持ちもやまやまだが、そんな俺の叫びを聞きつけた邪悪な異星人に…

さらば冬

さて。 ようやく春めいてきた本州内陸高地に暮らす私である。春はよいのぅ。 この冬を振り返ってみると、よくマッシュルームを食った記憶が蘇る。唐突な回想であるが、誠に健全なマッシュルームのことである。私の大好物=そ・れ・は、健全なマッシュルーム…

私の写真集(最近の)

立ち回り先の町で最近パチリと収録したフォトです。まったくフォトは世間を移す鏡だよねぇ。 金の亡者 金歯売りに行ったら、その場で引っこ抜いてくれるというのか? ベンガル料理 インドの西ベンガル州辺りの料理を供する店が出来たのだ。東インド料理であ…

さらば「私の仲間」よ、いやいや、また会おうじゃないか

このところ、がっかりすることもあり、喜ばしいこともあった。複雑だ。今日はがっかりしたことを綴る。 どこかのお店の常連になる、ということがどうもあまり好きではない。 のれんをくぐるなり、 「あら、移動式(芸名)さん、いらっしゃい、いつものでよい…

深紅の根菜

何だ。 ビーツです(茹でて皮剥き済み)。あのロシア料理のボルシチに入ってる紅のやつ。 長野県は日本におけるビーツの主な産地の一つらしい。主な産地っていったって、生産量はきっと相当少ないのだろう。 例年、7月くらいになると近所のスーパーに、トレ…

改名、そして菌の不思議

ヨーグルトを自分ちで生産して消費することにした。その方がずっと安いし美味しいという噂を聞いたが故。 ブルガリア人ならお家にヨーグルト甕(かめ)があって、甕の中のヨーグルトを食しつつ、更に次のヨーグルトの種にもしちゃいつつ、日々暮らしていると…

ターミイヤ

ある国を訪れ、最初に購入したもののことや、最初に食べたもののことは、きっと心に深い印象を残すのではないだろうか。 エジプト、カイロで最初に食ったものはターミイヤという、ソラマメのコロッケをアラビア特有の平べったいパンに挟んだサンドイッチであ…

世界の食卓から

私は世界のお料理研究にも勤しむ身なのであるが、ネットで料理レシピを拾っていて、プチ衝撃が走ったものを報告させていただきます。 「外国の家庭料理」より(素晴らしいサイトです)。 ナービット(Nabit)材料 * 金時豆:250g * たまねぎ:中1個 * レモ…

ビーフ・イーター

先日、ちょっと気合い入れて肉を食ってみることにした。牛。 こんなことをお聞きになったことがあるでしょうか。 南米では牛肉をよく食う(特にアルゼンチンとウルグアイ)。500グラムくらいのステーキなど、子供でもペロリと平らげる。日本で好まれる脂身の…

ホモス

2月の終わりごろ、ネットでニュースを拾い読みしていて「おや?」と思った。 シリア原子力委員会のイブラヒム・オトマン長官は24日、国際原子力機関(IAEA)の会合で、過去にウランが検出された東部ダイールアルゾール(アルキバル)に軍事ミサイル施…

ドブラジーニャ

以前、私の棲家の近郊に日系人が営むブラジル料理屋があった。今は潰れてないが。 二度ほど行ったことがある。最初に行ったときは、何だかよくわからないなりに、メニューを仔細に検討し、豚のミラノ風(ポーク・ミラネーザとか言ったっけな)を注文した。 …

第一回缶詰を語る

妙にコンビーフが食いたくなった。コンビーフといえば野崎である。 しかし、たかが保存食とあなどっていると、意外と、コンビーフは高価なのである。400えん弱くらいではありませんでしたっけ。 学生の頃は、それはなかなか手の出ない食材であった。私はパン…

厳寒の中、喰らう

韓国ソウルを訪れたのは二度目であるが、初めて訪れたとき、食事の量が多いな、という印象を受けた覚えがある。 ちょっと朝飯に麺と餃子でも食うか、と入った店で、餃子といっても円型で小ぶりな饅頭くらいあるものが、せいろにきれいに3-4-3のフォーメーシ…

緊急企画 第一回、今年一年を振り返る

そろそろ振り返っとかないと今年が終わります。 * 今年も偽装が流行りましたね。 まぁ、我が国の文化には、比較的、意味するものと意味されるもののありようを、ぐっちゃんぐっちゃん化しても気にしない、あまつさえそれを楽しんだり芸術として愛でるという…

pawpaw

知人よりポーポーの実を20個くらい、たくさんいただいた。おうちにポーポーの木があるらしい。 ところでポーポーって何? 私もその知人に見せられて初めて知りました。フルーツです。果実はマンゴー的な、パイナップル的な、アニス的な、芳香剤のような匂い…

私のホームバーへおいで

といってもこの最近、飲み物はチンザノとハバナクラブ3年しかない。ビールはある日とない日がある。毎日飲むわけでもないし。 さりとて、酒のない人生とは、それは濡れ場のない恋愛映画のようなものである。 ※飲まない人、飲めない人、御免なさい。濡れ場の…

夏は夏野菜の季節(当たり前だ)

田舎暮しをしていると自分で耕しているわけではなくとも、この時期台所が夏野菜で溢れる。貰うのだ。 私は土と親しむような人生を送ってこなかったので、そこのところの摂理が今ひとつ分からないのだが、どうもこの夏野菜というのは農耕を営む方々のみならず…

豆煮込

豆を煮込んだものが好きだ。 どちらかというと和な煮豆より、さらっと単純に言えば、洋な煮込みが好きである。 しかし当然のように、世界は私たち&西洋という二極によって成り立っているわけではない。よって印度な煮込みも好きであるし、亜剌比亜な煮込み…

パエリヤ

年に二・三度、パエリヤを作る。20年近く前、確か青山のスペイン料理屋でパエリヤを食って大変感動し、自分でも作らずにはいられねぇぜ、と、渋谷の東急ハンズでパエリヤの鍋を購入して以来の習慣なので、人生通算で40〜50回くらいはパエリヤを作っている勘…

ポンテギ

東南アジアの食文化などを日本に紹介してきた写真家の森枝卓士によれば、ゲテモノには二通りあるという。 一つ、我々にとってはゲテモノ、現地人にとっては普通の食材 一つ、我々にとってはゲテモノ、現地人にとってもゲテモノ 中国広東あたりのヘビ食、ベト…

ウイグル料理

日本を離れ、最寄のユーラシア大陸の玄関口に上陸したのち、陸路をひたすら西、ヨーロッパ方面へ向かう旅行者がいる。 いわゆるシベリア鉄道という手がある。何日も鉄道に揺られてモスクヴァやサンクトペテルブルクに辿り着き、さらにベルリンやブダペストや…

酒の話である

とっても夢のあることを。 私はたしなむ程度に酒を飲む、いたって凡庸な市民である。決して毎夜飲んだりはしない。しかし、例えば呑み助で知られた地域住民などと、止むを得ず一献交えるような席に追い込まれた場合には、キリっとした「絶対、負けねー」とい…

コシャリ

人は美食にばかり溺れておってはならん、という戒めは、人をして正月開けに質素な草粥を食わせたり、終戦の日に戦中の困窮生活に思いを馳せ、すいとんを食わせたりする。美味いものばかり求めては、そんなものばっかり食っていてはいかんのである。人は堕落…

甘味な日

最近、甘いものに飢えておる。どうもお疲れのようだよ、この人。 ●10時、歳暮にいただいたカップ入り栗ぜんざいを食う。 お、栗入りだよ、栗入りってリッチで好きなんだよなぁ、と思っていきなり最初に栗を食ってしまったら、栗は一個しか入っていないのだっ…

生姜入りのミルクティ

そのまんまである。いつぞやどこぞのメディアで取り上げられたものか、結構、愛飲している人も多いらしい。最も簡易と思われる作り方は、ミルクティを作って、ハウスとかS&Bなどのチューブ入りのすりおろし生生姜をにゅううっとカップに投下し掻き混ぜる…

週報

なんとなく慌しかったな。 モロッコ料理を食う。モロッコ料理屋が住処の近郊にあったのだ。モロッコ、行ったことない。けれど、初めて海外旅行に行こうと思い立ったとき(それは随分と昔のことである)、一瞬頭の片隅に浮かんだところの一つだ。いつか行って…

パキスタン・カレー

いつかパキスタン人の友達の家へ伺い、カレーをご馳走になった話を書いた。よい思い出だ。が、以来、パキスタン・カレーを標榜したものを食う機会なく日々を送ってきた。その間、パキスタンを見限りインドとの友好関係ばかりを深めていた訳ではない。 ときど…

おしどり茶

仲のよろしいものを例えて「おしどり」などと呼ぶ。おしどり夫婦なんつって。ま、世間からはおしどり夫婦と目されていても、実体は仮面おしどり夫婦だったりする場合もあるかもしれない。仮面の下の素顔、それはわからないのである。 さて、そんなおしどりの…