歌舞音曲

ギター道あれこれ

ここしばらくギターなどを熱心に弾いてみている。じゃかじゃん。脳内イメージ通りに弾けぬ、小技も大技もきかない己の技術のなさに改めてどんよりとする。どよ〜ん。 ま、考えてみれば色々な生き方があったとは思う。もちろん「俺はギターの小技使いになるぜ…

オレラ

オレラとはロシア風に書くとОрэраであり、ラテンアルファベットに転記するとOreraであり、日本語で言うところの俺らではない。最近知った楽団の名前である。 グルジアのトビリシ生のRobert Bardzimashvili(ロベルト・バルズィマシヴィリとでもお読みするで…

民衆歌の新しい一座

最近は心を入れ替えて本来の音楽ブログちっくな佇まいを醸し出している移動式日報どえ〜す。 基本的に、気になる音楽ネタを取り上げつつも、アーティスト本人の情報などは、そんなもん他人事だし、調べたり綴ったりするの面倒くさいし、ろくに触れない心構え…

やべー、惚れた

Russian Red Wikipediaの英語版の記述によるとスペインの娘さんなのだ。やっぱり娘はセニョリータだね(意味不明)。これはヤバイね。 2年前の映像らしいので、もしかすると今はグラマラスなラテン女に変貌しているかもしれないと思うと、いつまでもそのまま…

デング熱

というバンドがある。正式名はDengue Fever。 カリフォルニア在らしいが、ヴォーカルの女性の出がカンボジア人のようだ。私もWikipediaの英語版での記述以上のことは知らない。 一時、その筋でカンボジアン・ロックが熱いぜ!となっていたらしいです。まぁ、…

目指せ前向きな俺

謹賀新年 既に新年が明けて10日以上たちます。いかがお過ごしですか。 私は毎年、数枚の年賀状を書くのだが、極力、新年と微妙に無関係で、それでいて案外新年と寄り添っているような図柄を採用する場合が多い。要するに、私はやや外角やや低めな非常識人で…

作戦C

カバーしてみたら素敵そうな曲を取り上げてみている。今回は“C”で始まるアーティストの楽曲が対象である。 やさしい悪魔 / キャンディーズ いや、別にキャンディーズの他の曲でもいいのだが、この曲も捨て難いものがある。 で、あなたはランスウミキのどの娘…

我が愛のイニシャルB

最近、毛先が拡がってモワンモワンになってしまった歯ブラシを元に戻す方法を知ってしまった。おお、なんと有益な。しかし、この日報には無益なことしか記さないという方針を貫いているので、モワンモワンになった歯ブラシを再生して、一本で一生過ごしたい…

 お!

カバーしてみたい曲を記している。「あ」行のア−ティストからからスタートし「お」まで辿り着いた。母音完了だ。 しかし「お」で始まるアーティストってあんまり思い浮かばないぞ。尾崎とか。あ、紀世彦さんのほうだぜ。また逢う日までだぜ。サンキュー。あ…

「え」はエロティックの「え」

カバーしてみたい曲をアーティスト50音順にあげていくという連載もとうとう「え」まで来た。東京を出た列車が、既に青函トンネルの辺に差し掛かったって感じだ。 さて「え」であるが、単刀直入に言って思い浮かばないのである。好きなアーティストの好きな曲…

「う」はウンベルト8世の「う」

カバーしてみたい曲をあげつらうという、ちょこざいな企画である。今日は「う」で始まるアーティストである。すげえ!もう「う」まで来たよ!「あ」から始まってもう「う」だよ! しかし、50音順にして本当に失敗した。洋楽のレコードがあいうえお順に並んで…

「い」は移動式音楽班の「い」

カバーしてみたい曲をあげつらっている。今日は「い」で始まるアーティストである。しかし既にあいうえお順でやるんじゃなかった、という後悔がある。まぁ、気にしないで行こう。 「い」と言えば、そりゃー五木ひろしでしょう。別に熱心なファンというわけで…

「あ」から始まる

ここしばらく腰痛である。 座ってギター弾いているとか、かがんで野菜切っているとか、ちょっと猫背な状態が悪いのである。つまり、安らぎの休日における男の趣味の遂行、すなわち楽器いじり&料理が、私の腰を苦しめるのである。あぁ、愉楽とは苦行の果ての…

大韓パーカッション

さて、先週ソウルへ行ってきたわけですが、音楽の話と食い物の話くらい書いておこうかな、と思う。今日は音楽の話である。 学生の頃、関西地方のちょっとした山麓にある寺に二度ほど赴き、その度、二三日逗留させていただいたことがある。寺といっても寺院建…

古い曲と新鮮に再会する

このところオートハープという楽器の習得に勤しんでおります。 毎日コツコツ練習しているのです。ようやく一曲ぎこちなく弾ける曲が出来つつあるので、しばらくのうちに成果を披露したいと思っています。うわ、ふてぶてしい宣言だ。まぁ、楽器の演奏は人に聞…

古代ギリシャの音楽

夏は古楽のようなものを聴くのが良い。 などと一見素敵に洒落のめしたことを書いてみる。もちろん、冬に聴いたって一向に差し支えありません。 西洋のシリアスな古楽にろくすっぽ素養はないものである。その手の音も良かろうが、滅びてしまったものというの…

夏だしね

ラテン・オルタナティヴという音楽ジャンルがあるらしい。 私は音楽をジャンルで括ることがまずまずナンセンスなことだと思っている。したがって、そういったジャンルそのものへの関心はない。大体、どういう音楽がオルタナティヴと言えるのか、私にはそこの…

美しいものには忍び寄りたくなります。

Juana Molina(ファナ・モリーナ)のファンである。 以前、2001年か2002年か、その頃、ラジオで彼女の曲がかかったのを聴き、ぶちのめされて以来、私の中では好んでその音楽を聴くアーティストの一人である。アブストラクトなシンセ音とギターの爪弾き、呟く…

メルセデス・ソーサ / この手に大地を

世の中、凄まじい歌、凄まじい演奏というものがある。 私の母など、音楽はTVの中だけでしか聞かないタイプだが、出てきた頃の吉田拓郎の歌を初めて聞いたときには、長髪で怒鳴るように歌う姿に、怖いものを感じたと語っていた(古い話だぜ)。 吠える、怒鳴…

春、二景

春、東京。 春の東京が好きだ。かつて上京したのが春だったせいもあるだろうが(去ったのもまた春であるが)、夜、生暖かく、しかしまだそれほど湿気を帯びていない風が、首筋をかすめていく感覚は、少し官能を想い起こさせもする、という記憶がある。 人々…

ウラジーミル・ヴィソーツキイ/オオカミ狩り

このところ冷え込み厳しく、昨日の朝は車のバッテリーがかからなかった。私にはこのように、寒さによって実に不快な気分を味わわされたときに口をつく悪態がある。 「ロシアか、ここは」 別にロシアそのものに悪態をついている訳ではないしロシアを嫌ってい…

Nav Katze / 夕なぎ

1987年頃の話。何チャンネルか忘れちゃったけれど、深夜テレビで、その日の全プログラム終了前に音楽PVを背景に天気予報が流れる3分ぐらいの番組があった。毎晩、眠るのがなんだか名残惜しくて、その天気予報が終り、テレビ放送がひとときの中断となるまでな…

Orhan Gencebay / Sende Haklısın

オルハン・ゲンジェバイ「センデ・ハクルスン」 君は正しい 俺は君も正しいのだと思う 真実が探され、もしあるのなら 探し、見つけられるのなら 真実はその人のものになる 望みがかなうなら 君は正しい 俺は君も正しいのだと思う 皆が自分が正しいと言う 正…

渋さ知らズ

渋さ知らズのコンサートへ行ってきた(11月24日 於、まつもと市民芸術館)。 二週間ほど前、ラジオのCMで偶然知り、即座にチケットを入手したのだ。よかった。以前から大好きで、生で見るのは初めてと、かなり楽しみにしていたのだが、それにしてもこれほど…

こびりつく歌

こたつに入り、茶を飲みながら、ぼさっとテレビを眺めていると、韓国ドラマをやっている。茶を飲み終わるまでこのままぼさっとしちゃうぞと決意し、そのままぼさっと韓国ドラマ視聴を継続する。無論、連続ドラマのこれまでの筋立てなど知るもんか。 すると劇…

携帯動画生活

最近、携帯を変えた。何となく、タダで機種変更できるという広告を見て、ふうん、じゃあ変更しちゃおう、と思ったのだ。 私は、大体からして携帯電話をほとんど使わない野郎で、休日などは電源すら入れていないことも多い。盆暮れ正月などは長期連絡不能だ。…

持っているものを把握しよう

手持ちのCDをデータベース化するソフトを持っていて(CDpedia)、最近、一日10枚くらいずつ、こつこつとデータベースを構築しているのだ。暇人だ。 商品コードなどを入力してやると、Amazon US, Amazon JP、などなどから、収録曲だとか、レヴューだとか、ジャ…

Antony and the Johnsons / I Am a Bird Now

最近、ずっぽしはまりこんでいる音楽がある。 以前にも触れたが、ビョークの新しいアルバムの中で、ビョークと共に2曲歌っているAntony Hegatyが率いるバンドAntony and the Johnsonsのアルバムである。 2005年発表なので、既に2年以上経過しているが、最近…

くるり

コンサートへ行ってきた。くるりである。 大槻ケンヂが何かのインタヴューで、ロックの本質は体育会的体質であり、先輩へのリスペクトからくる憧れ、同一化などがその原動力なのだ、だから俺は自分より年下のバンドなんて聴かないもんね、というような事を言…

ロックと老い

年を取り、事故や特定の病気でなく自然死することを老衰と呼ぶ。未だロック・ミュージシャンに老衰死したものはいないらしい。歴史が浅いのだ。しかも破滅型の人材が多く輩出されてきたこともありイメージが湧かない。 ロックが、1960年代以降に本格的な隆盛…