世界に背く 一瞬 愛の記念に
過去に公開している曲ですが、微妙に異なる仕様になっています。
作品集の録音と制作は2008年から2012年にかけて敢行されていますが、その中でももっとも初期の録音が全体を占めている作品です。
金属製打楽器や、ディストーションのかかったソーウーという胡弓ちっくな楽器のソロなど、確か、何か火花的な、スパーク的な音を強く求めていた覚えが、演奏からありありと思い出されます。何年もかけて制作していると、流石に初期において何考えてたかなど、100%思い出せる訳でもないでしょうが、かといって必要な事は思い出せているような気がして、よかった覚えていて、と、ほっと胸を撫で下ろすお年頃です。やべぇ、老化がやべぇ。
愛、というものが火花を散らすような、そんな人生の局面のことも、同様に思い出せるものかもしれません。その強力なエンジンは、今もなお私を動かしているのでしょうか。それとも下り坂を惰性で下っているだけなのでしょうか。胸に手を当てるお年頃なんです。
<使用した道具>
- クラシックギター(ネットオークションで購入)
- ウードという弦楽器(トルコ、イスタンブールの楽器屋で購入)
- サズという弦楽器(トルコ、イスタンブールの楽器屋で購入)
- ソーウーという弦楽器(タイ、バンコクの民芸品店で購入)
- ケメンチェ(トルコ、ブルドゥルの文房具屋にて購入)
- チェロ弦ギター弓奏(クラシックギターのフレットを抜いてチェロ弦を二本張ったもの)
- ソプラノ・リコーダー(国内のちゃんとした楽器屋で購入)
- ドーラックというインドの両面太鼓(国内の民芸品店で購入)
- チャンゴという朝鮮半島系の両面太鼓(ネットオークションで購入)
- インドのマラカス(国内の民芸品店で購入)
- ジルというフィンガー・シンバル(トルコ、ブルドゥルの楽器屋で購入)
- チンというシンバル(タイ、アユタヤの寺の売店で購入)
- カルタールというインドの木枠に小さなシンバルを複数嵌めたもの(国内の民芸品店で購入)
- ケンガリという韓国の銅鑼(韓国、ソウルの民芸品店で購入)
- macのソフトウェアシンセ(もともと入っているオルガンみたいな音使用)
もしよろしかったらお時間のあるときにでもお聴きください。