舞台の上 裸の一座
本日より二週間ほどに渡り一日に一曲ずつ公開して参ります。
過去に公開している曲ですが、異なる仕様になっています。
曲だけ公開すれば、くどくどと説明するのもなんだよね、とも思うのであるが、素人の分際でそれもまたあまりにも無愛想であろうという葛藤もないではない。むしろ有り余る。というわけで解説します。
<使用した道具>
- マダリン(madalin)というらしき弦楽器(ミャンマー、ヤンゴンの電気屋の軒先にぶら下がっていたものを購入)
- チェロ弦ギター弓奏(クラシックギターのフレットを抜いてチェロ弦を二本張ったもの)
- セムセメイヤという竪琴(姉がエジプトにて入手したもの)
- ウードという弦楽器(トルコ、イスタンブールの楽器屋で購入)
- 鍵盤ハーモニカ(スズキ・メロディオン 入手の経緯を公にはできない)
- ソプラノ・リコーダー(国内のちゃんとした楽器屋で購入)
- ドーラックというインドの両面太鼓(国内の民芸品店で購入)
- ダルブカというワイングラス型の片面太鼓(トルコ、イスタンブールの楽器屋で購入)
- ダウルという両面太鼓のミニチュア(トルコ、イスタンブールの楽器屋で購入)
- インドのマラカス(国内の民芸品店で購入)
- チャフチャスというアンデス的なガラガラ(国内の民芸品店で購入)
- インドのベル(国内の民芸品店で購入)
- チンというシンバル(タイ、アユタヤの寺の土産物店で購入)
- サヌカイトという石(国内の民芸品店で購入)
- BOSS SP-505サンプラー
- iphone
使用道具それぞれのあれこれについて語り出すと止まらなくなる恐れが強く、割愛せざるを得ません。まことに残念なことである。まぁ、お部屋に収蔵された、程度の良し悪しの様々なものを一人寂しく演奏し、一人寂しく多重録音し、一人寂しくWEBの大海原に放流しているのだ、とでも思って下さい。
どろどろとした音があって、弦を爪弾くタイプの音があって、皮膜を叩く太鼓の音があって、金属同士が衝突する音があって、笛が空気を震わせて、旋律があって歌がある。つまり全部あるタイプの構成と言えるわけです。それでつまり全部なんだと堂々と言い切った野郎というのを私は私以外に知らない(私は今言い切った)。もし他にいらっしゃったなら、じっくりとお話をお伺いしたいものである。貴方のお話を。
何を弾いているかというのは、それはもうお部屋に所蔵されているもので演奏するしかないのですが、どんな材質から発せられた、どんな種類の音が組み合わさって世界が構成されるか、そこが重要なのですよ。
そうした構成への美学から発揮される情熱に対して、単調で短い旋律が示すように音楽的な展開に対しては極めて淡白な感情があるようです。
もしよろしかったらお時間のあるときにでもお聴きください。