90年代以降の地方中小都市の光景
一、地方中小都市・郊外の光景
- バイパスが出来た。
- でかいスーパー・マーケットがある。
- でかいホーム・センターがある。
- 本・CD・レンタルのTSUTAYAがある。
- ユニクロがある。
- シマムラがある。
- でかいパチンコ屋がある。
- でかい電気屋がある。
- 大手外食チェーンの店舗がやたら目に付く。
- 周りは畑だったりする。
二、地方中小都市・都市部の光景
- 目抜き通りに人通りがない。
- 目抜き通りの商店が堂々日曜定休。
- 舗装だけは瀟洒な通りが増えた。
- 破綻後、売却先の決まらない物件が虫食い状に分布。
- そんな物件の駐車場はアスファルトを突き破って草ボーボー。
- そんな物件の建物は廃墟系。
- 本屋がボコボコ潰れる。
- ブラジル人向け、タイ人向けの店が増えた。
地方都市の現場では、情景の画一化が進行中だ。
こうした情景を形作る物質文化は、勿論、そこに住むものの心象に何がしかの作用を及ぼしているに違いない。そして、更にその心象個々から何がしかの非物質的な文化が形成されるとするなら、その文化と情景との間にはヴィヴィッドな相関があるということになる。