7月21日、時事
1.
日・月・火・水・木・金、かなり、ひたすら雨が降っている。ここは長野県東部です。こんなに降り続いたのってあまり思い出せない。
もともと雨が嫌いという訳ではないが、各地で大被害が出ているし、降りすぎだ。人的被害まで出るような、こんな降りすぎの雨は嫌いだ。今日は午後から晴れてきたが、今後も心配です。
私は雨でも傘を差さないようにしている。
昔、トルコのイスタンブールで、秋の雨の中(結構ざーざー降り)、皮ジャンのポッケに手を突っ込み、まったく何事もなく悠然と歩いている精悍なヒゲ面男を見たとき、私は彼からマンガみたいに吹き出しが出ているのが見えた。
「関係ないね」
うおー、カッコイイ、と思い、以来、傘を差さぬようにしているのだが、そうは言いつつ、樹木の下、アーケード、庇の下などを実は巧妙に立ち回っているので、まだあのヒゲ面男の域には当分、達せられそうにない。
一応「移動式(偽名)さん、なんで傘をお差しにならないの?」などと問われると、
「カッコ悪いじゃん」と答えるようにしている。
しかし、今週は傘差しました。本当、降りましたから。カッコじゃあないです。こりゃ。
2.
朝、車を運転中に急な腹痛。無人駅のトイレに立てこもる。ここは割と新造の建築物なので、まぁまぁ快適だった。ジリジリとしたサシコミの中、ベターなトイレをチョイスするべく脳をフル回転させた結果辿り着いたトイレだ。よかった。
これは知り合いに聞いた話なので、俺の体験ではない。
郊外を走る広い幹線道路の脇には、かなり巨大な側溝・U字溝が設けられている場合がある。急なサシコミの時には、この側溝がいいらしい。
ここをまたぐ、という訳ではない。股が裂けるかもしれないし、大体、行き交う車から丸見えだ。その側溝の中にしゃがんでいたす、というのである。これが、人がしゃがむとうまい具合に完全に隠れることが可能で、誰にも見られることなくいたす事ができるらしいのです。その時は側溝内に水も流れていなかったそうです。
俺の体験ではない。
これも知り合いだが、タイのバンコクで路線バスに乗っていて、あの悪名高き大渋滞に巻き込まれた最中、急なサシコミがやってきて、もうリミットというところで、とりあえずバスは停車場に停車(見ず知らずのバス停だ)。迷わずバスを飛び降り、バス停の正面にあった小間物屋に血相を変えて突進。直線的に突進。タイ語は一言も喋れないが「何事?」とキョトンとした表情の小間物屋の娘に「といれ・といれ」と連呼・絶叫。そこで記憶を失う。
トイレからスッキリとこの世界に復帰したとき、にこやかに微笑む小間物屋の娘にありがたい仏様を見て記憶が戻る。
いい話だ。
俺の体験ではない。
3.
連日、ビョークを聴き返している。
感想は、また今度書く。
4.
以上、7月21日、時事でした。