新年の抱負(その三)


 昨日(その一・その二)に続いて新年の抱負を大いに語るの巻。もう、2月なんですけどねー。


その三:外国語の学習


 私はこれまで幾つもの外国語の学習にいそしんできた者だ。


 まず英語というのを中学に入ってから8年間ほど学校の授業で習った。その後も英文の書物やレポートを読まなければ単位が取れなかったりして何年か付き合ったし、今も英語のサイトや英語のアプリケーションが生活の中に溶け込んでいるのだから、きっといろいろな文法規則や単語を知っているはずなんだけれど、それらを駆使してうまく喋ることができない。相手が何言っているのかも、どうもよくわからない。会話に難がある。


 次にフランス語。学校で一年間。その後、独習で何度か挑み、その都度挫折している。どの辺で挫折するかというと、ユミが日本好きのジョリベ夫人の家に招かれてパーティのお手伝いをする辺りだ。人称代名詞と基本動詞の活用くらいは覚えているかもしれません。


 続いてトルコ語。独習で白水社刊『エクスプレス トルコ語』というのを一冊丸暗記してトルコに乗り込んだら自分でも驚くほどコミュニケーションが出来た。外国語の効率的な学習の仕方が初めて何となくわかった気がした。が、すぐに壁にぶつかった。込み入った内容の表現は出来ないし本を読んだりもできない。その壁を乗り越えるほどは学習せずに終わった訳だ。


 ポルトガル語NHKラジオの、2週間でポルトガル語の初歩をやっつけるという講座をやり遂げた。やり遂げると実に爽やかだ。レベル的には朝昼晩の挨拶くらいですかね。あとゴミの出し方の説明ね。それらを駆使して実際にブラジル人またはポルトガル人と語らったことは一度もない。


 アラビア語。これもNHKラジオの講座で。ミミズのようなアルファベットのそれぞれの文字の読み方と、簡単な挨拶が出来ます。


 ドイツ語。これまたNHKラジオ講座で。挨拶に毛が生えた程度ですかね。


 ロシア語。これはNHKテレビ講座で。あのかっちょいいキリル文字の読み方程度でしょうか。


 その他、一から十まで勘定できる程度の言葉がいくつかある。

 
 と、これらの学習を通じて理解したことは、私はきっと何かの言語をネイティブのように喋るようにはならないだろう、ということだ。上記を見てわかるように浮気すぎるし。


 一方、トルコ語の学習を通じて気付いたように、ある程度、その言語についての知識があれば、現地に滞在した際、急激に能力を進歩させることが可能だと思う(まあ、その先に更に高い壁があるのだけれど)。ということで、私はいつかその土地を訪れることを夢見て、初歩をかじっただけ程度の言語をどんどん増やしていこうと思う。思うのだ。今年は古本屋で入手したオランダ語(カセットテープ付)をやる。安かったので衝動的に買っちまったのだ。