ちょっとアラビアな日曜


 週末、用があって関東地方へ赴いた。


 用1 フットボールを見る(日本対ペルー@日産スタジアム in 横浜)
 用2 渋谷の東急ハンズへ行く(楽器材料の調達)


 おかしいな。いろいろなスケジュールをこなしたつもりなのに、まとめてみると用は2個しかなかったことになる。


3月24日


 昼、新横浜でケンタッキー・フライド・チキンを喰う。ケンタッキーのトリって昔より薄味になった気がするのですけれど、気のせいですか?
※もっとも、昔、学生時代の頃などマネーパワーがなくて喰えなかった。


 夜、新横浜で購入した崎陽軒のシューマイ弁当をキックオフ前に喰う。冷めてもうまい。煮タケノコが結構な量添えられているところが嬉しい。シューマイでともすると酸性化しがちな体液を中性に戻してくれそうではないか。


 生ビールを買って飲もうかと思い、タイミングを見計らっていたのだが、その内に寒くなってきてやめる。


3月25日


 朝兼昼、新宿へ出て飯を喰う。脳裏に閃いたのがアラビアの菜食だったので、アイランド・タワーの中庭にあるレバノン料理屋(シンドバット)の存在を思い出し、駅からてくてく歩いて行く。ホンモス(ヒヨコ豆のペースト)、ババガヌーク(焼きナスを細かく叩いて和えたサラダ)、マッシュポテトのムサカのような料理(名称不明)の3品に、ピタパン(平らなパン)がついたランチセットをチョイスする。あまりの閃いたイメージ通りのメニューに大変な満足感を覚える。味は私がシリアなどで喰ったものよりあっさりと上品な口当たりな気がした。美味しい。


 午後、川口駅前のカフェでコーヒーとサンドイッチを一切れ喰う。カフェ・モカというメニューがあったので、そうよ、コーヒーはモカよ、と思い注文したら、クリームが浮かんだウイーン風のコーヒーが出てきて驚く。世相はそういうものなのか。


 夜、帰路、国道254号線を走る。埼玉県と群馬県の境辺りで「もう腹が減った耐えられん」と思い、丁度右手に現れた「雪詩慕雲」という凄い名前のレストランへ入る。セシボンと読むらしい。ま、マジかよ。


 おもむろにメニューを眺める。「ナスとトマトのアラビア風スパゲティ」というのが目に留まる。アラビアンな一日だ。ん、待て。これってスパゲティ・アラビアータのことだろう、きっと。あれは確か「怒りのスパゲティ」と言う意味だったはずだ。んー、ということで「春キャベツとアンチョビのスパゲティ」というのにする。美味しかった。


 似たようなレストランで「沙羅英慕サラエボ)」という、こりゃまた強力極まりない名前の店が同じ国道254号線沿いにあった気がするが、仲間だろうか。