2007シーズン・補強状況


 この数ヶ月の間に、なかなか積極的な購買と導入の意欲をもって幾つかの楽器・道具類を入手・導入した。


 この中で最も高価だったものはウォッシュタブ・ベースを製作するために購入したトタンたらい(2500円位)だったと思う。こやつ、なかなか良い買い物をしておるわい。


 前にどこかで何となく書いた気がするが、私はアンサンブルというものは基本的にサッカーのフォーメーションだと思っている。後方で守備をする要員と、中盤で動き回る要員、両翼で駆け回る要員、前線で得点を叩き込む要員である。彼らが連動する動きがメロディとなりハーモニーとなるのだ。何と美しいコンセプトなのだろう。つまり、上記楽器の購入は新たなシーズンに向けてのチーム作り、補強であると言えよう。


 さてと。


 エレクトリック・マンドリンである。生マンドリンのような牧歌的な楽器だと思ったら火傷するぜ。チロチロ音からギュインギュイン音まで、エレクトリックなので電気的な音加工が容易なのだ。ノイズ凄いっス。今後、どちらかというと左サイドのポジションでかなりの活躍が期待されている。


 杖鼓(チャンゴ)、既にステージに導入されたことは報じた。彼は後方に位置しながらも機を見て攻撃に参加するタイプだね。もはや我がチームに欠かせない存在だろう。


 ウォッシュタブ・ベースについては製作の記録を4月2日と4月3日に記した。超大型新人として、録音に導入しようと二曲程テストしたが、弾けましぇ〜ん。曲の始まりの音が取れないのだな。この楽器。まぁ、そんなことで諦める気は全くないぜ。俺の我慢強さはポーランド人並みさ(かつてスターリンが世界一我慢強い民族と評したとか、しないとか)。チームに馴染むまでもう少し時間が必要。


 ダイソーのリコーダー。105円(税込)。ちょっと改造しようと思い購入したのだが、志半ば。どんな改造かは今は秘密である。秘密兵器。ポジション?言〜え〜ね〜な〜。


 バグパイプ・プラクティスチャンター。バグパイプの練習用に笛だけが製品化されたもの。音は「ふにょ」っとした感じで頼りない。ポジションは、んー、とりあえず横っちょの後ろ。


 カズー。口にくわえて「あー」とか「うー」とか歌えば、管に装着されたパラフィン紙とかセロファン紙の類のようなものがびりびりと振動し、うわ、まるでサキソフォン?とか、うわ、まるでトランペット?というような音が得られる楽器である。相当な昔に遊びでプレイしたことはあったが、今日、真摯な姿勢で演奏してみると、彼が素晴らしいプレイヤーであることがはっきりした。ポジションは、カズーだけにフォワードであろう。


 バスドラムのペダル。当然、これは楽器に隣接した道具であり、これそのものが音を発するわけではない。今後の野望実現(ドラむすこになるのだ)のために入手したものだ。


 アコーディオン。こりゃまた、今後の活躍が大変に期待される超大型新人である。ポジション的には、どんなポジションだろうがこなすユーティリティ・プレーヤーである。だがな、弾けんのだな。鍵盤楽器がな。ミとファの間の指くぐりが出来んのだな。子供の頃から。


 土鈴。粘土で出来た鈴。四方八方山ばかりの木曽路土産さ。一ダースの土鈴の中から、最も低音で、コロコロとくぐもった音のする一品をチョイスしてきたのだ。ポジションは、中盤の下がり目右寄りの非常に限られた直径1メートル余りのゾーンから一歩も出ない感じ。コロロロ。


 以上のように、補強はなかなかうまくいっている。ファンタジーをお聴かせできる日が来るといいのだが、補強によってチームが空中分解する例もよくある。