生演奏って難しいけれど面白いな。


 既報の通り、12月8日、千葉県茂原市ライブハウス本納Cloveにおいて、第二回変態フェスティバルに出演し演奏してきました。8月に開催された第一回に続いての連続出演ということで、スガスガしく爽やかな移動式音楽班のサウンド・人相・心性も、そういったものに変わりつつあるかもしれない。ふわっはっは。結構なことだ。



演目


1. 移動祝祭日
2. 野生水域〜8分の9拍子の舟歌
3. その祈りは解読されてはならない なぜならそれは犠牲だから
4. メンバー紹介歌:移動式音楽班のテーマ(※作曲:Bobii Nooton)
5. The End(※作詞・作曲:Jim Morrison)〜寒い国のクロニクル
6. ディオニソス、俺は知りたい〜寄港地にて
7. ある美しい日のシャンソン


歌、ウード、マンドリンクラシックギター、ハーモニカ、洗濯板、サズ:移動式音楽班
アコーディオンチャフチャス、ベル、ケンガリruru(非常勤アコーディオン奏者)



 今年は本当に久しぶりにステージで演奏する機会が何度かあって、一応、その度にテーマのようなものを自分の中では掲げていたのだが、今回のテーマはコレ。


 「一曲ごとに違う楽器を弾く」


 なんじゃ、そりゃ。常に新鮮な気分かな、と思って。好きだし。いろいろ弾くの。


 リハーサルの段では、更に他の楽器も試し、全曲違う楽器を弾こうと目論んでいたのだが、扱いが難しかったりしてマンドリンクラシックギターで二曲ずつ、他の楽器を一曲ずつ弾いている。しかし、一曲ごとに違う楽器に持ち替えると言う決意は貫いてきた。そして、その結果わかったことがある。


 そんなことはしない方が良い。


 別に演奏の良し悪しに関わることではない。そんな言い訳はしません。要するに、弾いちゃあ取っ替えで煩雑なのである。人はやってみて気付くのである。


 も一つテーマはコレ。


 「ぐわぁあああ、っとロック!」


 なんじゃ、そりゃ。


 まぁ、武器が牧歌的なフォーク楽器の類なので無茶なことを言っているが、生音で、音の強弱で、リズムの緩急で、ロック魂の急所をえぐりたいと。そういう瞬間が少しでもあったなら良かったと思います。もし再び人様の前で生演奏する機会があったら、やはりその線を目指したいと思います。で、ぐわぁあああ、の波が引かないようにするためにも楽器を持ち替えてばかりいてはいけません。後進への忠告です。ん?誰も続かねえか。こんな道。


 わがままな音響への注文、とぼけた照明への注文、その他もろもろ、快く応じていただいたライブハウスCloveさん、ありがとうございました。


 共演していただいた方々、変態刺激を受けました。芸風変わりそうです。ありがとうございました。


 お聴きいただいた方々、よい日々を。ありがとうございました。