最近の出来事


 わっはっは。
 いやぁ〜、UFOにさらわれちゃってさ〜。
 ・・・


 などということを、遅刻や、ばっくれやすっぽかし、タイトルに日報を掲げながら10日もそれを記していないエセ日報の言い訳の具に使ったなら、それはオオカミ少年・ウルフオヤジである。


 ちなみに、私が好きな遅刻の言い訳は「すいません。電車が混んじゃって」というものだ。大抵「混んだって時間に関係ねーだろ」と看破、一喝されるのがおちである。そこでもう一発「いや、そうはいってもそれが意外と混んだのですよ」などと居直ってみるとよかろう。


 さて、この間、緩慢に進行する日常と併せ、飲んだくれたり、楽器を弾きまくりだしたり(今、指に出来たマメを撫でてみた)、今シーズン初めてサッカーを観戦しに行ったり(帽子をかぶっていたら鼻の頭だけ日焼けしたよ)、植物を育てたり、更にもろもろの出来事があった。


 もろもろの一つ。連休中に一族が会した。


 姪が4月から大学で中国語・中国文学を学んでいる。マーとかマーとかマーとかマー、スィーとかスィーとかスィーとかスィーと(声調はお読みになる貴方に委ねます)、あの麗しいマンダリンの基礎などからやっているらしい。


 「おじさん、大変なの、レポート提出しなければいけないのだけれどわからないの、漢籍分類について教えて」と早口で姪。
 「は、漢籍分類って何よ?聞いたこともねーなー」と俺。


 「いつまでに提出すんのー」
 「連休終って、えーと、8日の金曜日」
 「じゃあ、7日の木曜日に友達のレポート丸写ししな」
 「駄目駄目駄目!何言ってるかわかんない先生で友達も書けないらしいの」


 とはいうものの講義のノートと、もらったプリントがあった。
 どうやら漢籍分類とはいにしえより中国で確立していた書籍の分類法のことで、西洋近代に確立した10進分類(デューイによる分類法)、その影響を受けた日本十進分類法などの分類システムよりはるかに先行していたことになる。などということがわかった(本当のところは知らんよ)。


 「というようなことが要点のようだから、それをまとめな」
 「そっか、うん。やってみる」


 確か姪が小学生の時「日本の民謡・伝統音楽などを聞いてその感想を書こう」という夏休みの宿題を全部、まさに全部俺が書いて、先生に大変褒められたということを思い出した(それは少し、年甲斐もなく嬉しかったぜ)。


 がんばりましょう。がんばりたまえ。