いいよ、人気者でなくて


 いつ頃からだろうか、この日報の人気も、それはもうなかなかどうして侮れないものがあるらしく、一本記事を書き公開するや、トラックバックが複数寄せられてしまうという誠に光栄な状態です。いやいやいや、それほどでも、まあまあまあ。


 で、トラックバックの記事であるが、これが常に一点に焦点が絞りこまれた内容を連想させるもので、なるほど、我が日報が如何に常日頃からぶれのないテーマを真摯に取り上げているものか、反対に伝わってくるものがあり、私は腕組みをし、しみじみと頷くのである。


 以下にトラックバック記事のタイトル例を記す。


 例1)僕のXXXをXXXXXXXしてXXXXXXXX3XXXXXXX4XXXちゃった。
 例2)いきなりXXXXXXXX3XXXXXXXX4XXXXXXワロタ。
 例3)お姉さんXXXXX3XXXXXXXXXXXX3XXったよ。
 例4)XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX。


 大体、大筋でこんな感じの記事からトラックバックをお寄せいただいている。誠に光栄であり、広く一般に公開できないことが残念でならない。あー惜しいなぁ、もう。


 以前、私事に際してメインで使っていたメールアドレスにも、全世界の津々裏々から大量のメールが押し寄せてきたことがあり、俺ってなかなかの人気者だよね、と、こりゃまたしみじみと頷く事態に直面したことがあった。中には、今どこそこで待っています、私の恥ずかしい写真をどうしてもあなたに見て欲しくて勇気を出しましたココをクリックして簡単な登録をしていただければいいんです、どうしてあなたは来てくれないのでしょうか、私に最後のチャンスを下さい、あなたが来てくれないので赤十字病院に入院してしまいました、などという、ある意味ありふれた、それでいて奇抜なストーリー展開を見せる連作メールなども頂き、まったく自分のモテっぷりに「ふっ、悪い男だぜ」と自分で自分が怖くなる一幕すらあったものだ。


 さすがにそれだけの人気に応えるのは難しいことだな。ちなみにそのメールのサービスにはフィルター機能があったので、日本以外の国別ドメインを末尾に持つアドレスやcom、netを末尾に持つメールを受信しない(といっても届くなり削除されているだけなんだが)などというよう、コツコツと設定してみたら、9割9分のメールを受信しないようになった。もちろん用があって私にメッセージ送った方のメールもことごとく私に届かなかったので、一体、こうした設定が良いものかどうか、それは座敷で正座でもしてじっくり考えてみる必要があるだろう。まったく受信を拒否するアドレスやドメインを設定するのではなく、受信を許可するアドレスやドメインを設定できれば良いのだがなぁ。


 ちなみにそのメールアドレスはまだ生きているが全然使っていないので(ログインもしてないや)、一体今どれほど自分が人気者なのか、ちょっと今、自分のポジション不明。