お!


 カバーしてみたい曲を記している。「あ」行のア−ティストからからスタートし「お」まで辿り着いた。母音完了だ。


 しかし「お」で始まるアーティストってあんまり思い浮かばないぞ。尾崎とか。あ、紀世彦さんのほうだぜ。また逢う日までだぜ。サンキュー。あとオスマントルコ軍楽隊とか。こういうのが15世紀や16世紀の昔頃、ウイーンを包囲して朝から晩までドカドカ演奏していたわけだ。聴き惚れるか気が狂うかどちらかだ。


 しかし、紀世彦さんも軍楽も、どちらもあんまりカバーしたいと思わないところが憎い。


 あと、Orchestre National de Barbes (オルケストル・ナショナル・ドゥ・バルベス)とか。おっと、既にこの曲自体がストーンズのカバーだぜ。ちなみにバルベスとは花の都&恋する者たちの首都パリに咲き誇るアラブ人移民の街だね。バルベス国立オーケストラとは洒落の利いた名前だね。パリのことなら何でも僕に聞いてくれたまえ。僕の故郷なのさ。行ったことないけど。


 ということで、カバーしたいとなると、以前、オルハン・ゲンジェバイというトルコ歌謡のキングの楽曲を紹介したが(記事参照)、やはりその辺ということになる。この辺は冗談ではなくそのままやりたい。本当に好き。このサウンド


 ちなみに、私がトルコ歌謡にのめり込んでいた1990年代におけるトルコ歌謡のキングにはもう一人、イブラヒム・タトルセス(日本語にするとイブラヒム☆美声という名である)という人がいて、「い」で取り上げるのを忘れていたのでここに記す。結構いい加減なもんだ。


 私は彼の主演する映画を見たことがあって、確か歌う長距離トラック運転手役で、彼が自分の村にトラックで戻ってきてコブシを回した歌謡を口ずさむと、村の娘たちがうっとり聴き惚れ、子供たちは喝采するという超人気者で、しかし、その後いろいろなことがあって、最後イボー(イブラヒムの愛称です)が号泣して終わるという映画だった。


 ん?その後いろいろなことがあってで済ましている映画のおよそ95%にあたる部分のストーリー展開については、まぁ、深く考えないで欲しい。あんまり内容のない映画です。


 そういう人なので(?)、歌で勝負しています。



 当然、今からこう歌える人にはなれません。無理。カバーするとしたら、こうしたギラギラ装飾された素晴らしい味わいの歌・演奏から装飾要素を排したときに、一体例えば、これが日本のワビサビどすえ、というような枯れた美意識にワープできるものか、試してみたい気もする。出来ないだろうなぁ。大体、ワビサビ好まないし。


 とうことで「お」終了(つーか「い」語ってるし)。で、次号からラテン・アルファベット順にします。AEIOUは終了しているので飛ばします。続く。次はB。


 ここまで、


らについて語るのを忘れたことを記します。あと安室奈美恵