stompbox叩き祭り
stompboxというブツを持っている。木箱のようなものにピエゾ・ピックアップが内蔵されており、蹴ったり叩いたりすると、その震動と衝撃をピックアップが拾って、出力されるというものである。アンプにつなぐなり、ミキサーに送るなり、ギターなどを弾きながら足でリズムを踏めば、一人で分厚く演奏出来る算段である。
で、そもそもキクタニミュージックというところが製作しているsx stompboxという3,000えん弱くらいで買えるブツを導入したのだが、オーストラリアのellisというメーカーのstompboxを、なんと、ありがたいことに贈答でいただいてしまいまして(感涙・感謝)、この時代、こういったものを2個持っているものの使命として、音の違いがどの程度のものか、比べてみよう。
音声を科学的に分析するとか、それは面倒なので、私の演奏を参考に耳で判断して欲しい。
まったく同じセッティングで叩いています。
stompbox > ミキサー > オーディオインターフェイス > Mac
ミキサーはHiとMidを全部絞り、Loをブーストしています。始めがsx stompbox、続いてellis stompboxである。
やっているとellisの方がはっきりとボリュームがでかくダイナミックレンジが広いと感じるが、録音ではいかがでしょうか。低音もellisの方が出ていると思うが。
まぁ、そうはいっても、小さな木箱である。ドラムのように胴鳴りなどするわけがないし、バスドラムのキックのように、ビシッとドスッと、下腹に響く音も、しないね。
では、同じ映像で、コンプ、リバーブ、リミッターで音をいじってみたものをどうぞ。
大分、印象も変わるかと思う。ラインで出す道具である特性を活かし、エフェクターなどで思いきって音をいじるのも面白いのではないでしょうか。
導入を検討されている方におかれましては、何かの御参考になれば幸いでございます。あぁ、あとsx stompboxには木の匂いはないが、ellis stompboxの方は、何か知らないが、木の匂いが猛烈にして、お部屋の中が森の中になる。
こうして2個持っているので、両足でそれぞれを踏めばいいじゃん、という考えもあるかと思うが、私には、そんなせわしないことは出来ん。