目指せ前向きな俺

謹賀新年



 謹賀新年


 既に新年が明けて10日以上たちます。いかがお過ごしですか。


 私は毎年、数枚の年賀状を書くのだが、極力、新年と微妙に無関係で、それでいて案外新年と寄り添っているような図柄を採用する場合が多い。要するに、私はやや外角やや低めな非常識人です、ということを限られた一部の人に新年一発目からアピールして生きている訳だ。こしゃくな野郎だぜ。来年はアラビアンな感じで行こうかな。


 さて、正月の休み中、ごろごろうだうだ過ごしておった次第でございますが、NHK-FMで現代K-POPを俯瞰するような企画を放送するという情報を入手し、二時間番組ということもあり、録音して後日聞き返すことにした。あ、K-POPとは韓国の軽音楽ね。大韓ポップス。


 とはいえ、私は熱心なK-POPファンという訳でもない。どちらかというと大韓演歌系とか、大韓民謡系とか、大韓ムード歌謡系とか、そんなオヤジ好みの線に親しみを感じるのだが、ちょっとグローバルに若作りな線も狙って大韓ヤングのトレンドも掴んでおこうかと思った訳。ちなみに現在、私のiPhoneに数ギガ入っているミュージックで大韓絡みは、少女時代とチョー・ヨンピルとサムルノリだった。韓流って感じだぜ。


ネクストK-POPS
1月3日(日)後11:00〜前1:00

日本ではK-POPという呼び名で親しまれている韓国の音楽。東方神起やビッグバンなど、大人気のグループが日本で活躍する一方、韓国ではすでに次の世代を担う新しいグループが、続々と登場しています。
番組では、韓国の最先端ムーブメントを知る みんしるさんが、5つのキーワード(ガールズグループ/HIPHOP/ドラマ/カムバック/海外進出)をもとに、2009年K-POPシーンで象徴的だったトピックスを、ヒット曲の数々とともに分かりやすくご紹介。
また、2010年活躍が期待される注目すべきアーティストの中から、“m-flo”をはじめ日本のDJたちとの交流も深い “クラジクァイプロジェクト”のメインボーカルアレックス、“ビッグバン”とのコラボレーションでも話題を呼んだガールズグループ“2NE1(トゥエニーワン)”へのインタビューもお届けします。
めまぐるしいスピードで進化し続ける韓国ミュージックシーンの今と、これからを占う120分です。


【出演】みんしる


NHK-FMブログより


 ということで、録音したプログラムを先日、聴き込んでみた。ナウなヤング向けの音楽ということもあり、さすがに俺好みではない楽曲も散見されたが、全般にかっちょいい曲が多く感じる。やるな。


 気になったのはボーカルにオートチューンを掛けた曲がやたら多いということだろうか(選曲にもよるかもしれません)。Perfumeのボーカルエフェクトと同じ奴ね。この辺は流行り廃りなので、20年も後に振り返ると、今の若者も「あの頃、声に変な加工するの流行ってたよねー」と懐かしく感じることだろうよ若者よ。


 さて、その中で私にとってひときわ衝撃的だったのは、2010年活躍が期待される注目すべきガールズグループ“2NE1(トゥエニーワン)”へのインタビューの中での、あるメンバーによる自己紹介だ。


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 こんにちは。
 さわやかな歌声が魅力のダラです。


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 さわやかな、歌声が、魅力、うん。そりゃあ魅力だよね。単刀直入で無駄のない自己紹介だよね。自分でそういうのだから、きっと凄くそうなんだろうね。そんなキミがとっても眩しい、ダラ。日本人ってのは割と謙遜するのが好きな傾向があるもんだから、自分のこと「いやぁ本当に取り柄のない人間で」なんて自己紹介するヤツがいるんだけど、日本人以外の多くの人達は「本人がそういっているんだからきっとこいつは紛れもなく取り柄のない、つまり馬鹿なんだろうな」とストレートに受け止めてくれることも、ぼかぁ、知っていたりもするんだけれど、それにしても凄く眩しいよ、ダラ。


 で、2NE1(トゥエニーワン)の曲がかかったのだが、女の子何人かのグループのようで、どれがダラの声か、ちょっとわからなかったよ。残念。


 ちなみに“2NE1(トゥエニーワン)”とは、21世紀ニュー・エヴォリューションの意味で、事務所の社長がズバッと本質をついてつけてくれたらしいよ。


 私も単刀直入で無駄のない自己紹介を、身につけたいと思った今日この頃なのである。考え中。いくよ。ズバッと。本質。