アーティチョーク

1. アーティチョーク食前


 和名 朝鮮アザミ。そのつぼみをいただくのだ。さあ、これからマヨネーズ・ソースをつけて食すがよい。


2. アーティチョーク食後



 がくの裏にある少し肉厚の部分にマヨをちょこっとつけて歯でしごくようにして食らう。すると、かくの如く大量のがくの食いカスが皿に山積される。なに、構うものか。最後にはがくを剥かれた花蕾の芯が残る。そこがクライマックスだ。ソラマメ、さといも、ユリネ、筍などに例えられる味。夏のごちそうだ。


 こんなふうに、食った残骸が山積される食い物って、不思議と人を魅了するのではないだろうか。蟹とか蝦とか貝とか骨付き肉とか。その野蛮さ、忘れないようにしていないと。