野性水域2 舟歌

野性水域2 舟歌



 11月12日、本家、移動式音楽班のホームページに「野性水域2 舟歌」という歌をアップロードしました。よかったらお聴きください。


移動式音楽班 音の世界「野性水域2 舟歌」


 ちょっと好戦的で前のめりな曲。


 世界地図帳ではほんの少しの距離でも、地球の実寸では遥かな距離だったりすることもある。島から島へ、陸から陸へ、海をまたいで人やモノが往来し、文化が交流するには、誰か勇気あるものが沖へ向かって漕ぎ出した冒険から始まるのだろう。


 新しい世界を求めて、というストイックな思いは、時に現場の最前線で軋轢を生むだろう。そもそもストイックな思いに目をつけた山師のような連中が船団を組織しているかもしれないし、船長自身が海千山千の強欲野郎かもしれないじゃあないか。


 世界一周のマゼランの船団も、食料やら水やらの不足から、辿り付いた陸地ではそこに住まう人々との間で激しい戦闘と略奪、狼藉を働いたらしいし。


 ロマンチックの背後に血。ラテン文学などでしばしば見出されるテーマだけれど、単なるロマンチックだけじゃ甘〜いお歌に過ぎないし、その背後にある影を見ようとすることって、時に今まで見ていた世界像を一変させるのではないかな。


 な〜んつって。