カバー

プレゼント(成分:メランコリィ&ジャ



 GarageBand Users Clubにて、「プレゼント」という曲を公開させていただきました(5/12)。よろしかったらお聴きください。曲についてのコメントも大いに語らせていただいてます。



 プレゼント(成分:メランコリィ&ジャカスカ) / 移動式音楽班



 原曲は、colさんという可憐な女性の作品で、4月14日に開催されたGarageBand Users Clubによるガレフェス2007というイベントにて、そのライブ演奏に参加させていただいた曲なのだが、なにしろ練習し、弾けるようになったので、折角だしアレンジして録音もしてみたのです。


 さて、人の曲のカバーって本当にやったことがない。バンドの中でメンバーが作曲した曲をアレンジしたとか、トラディショナルな民謡をアレンジしたとか、そういうことはあるが、まったく、既に作品化された曲を自分なりの解釈で演奏するというのは、10代の頃、久保田早紀の「異邦人」をカバーして以来か。いや、MUTE BEATの「STILL ECHO」を人様の結婚式でやったか。ま、そんな音源は、著作権に触れるので勝手に公にはできないのである。できたとしてもあまりにも下手すぎるのである。そしてそこからちっとも上達していない腕前にガクゼンとする羽目に陥るのである。


 カバー、といっても最近の事情はそれぞれである。GarageBand Users Clubというところは、自由なんだけれど、Macを買うと最初からインストールされているGarageBandという音楽制作ソフトを使用して制作された曲の投稿が多いようだ。私もそれを使う。で、そのソフトで制作されたファイルをやり取りすると、コラボレーションとか、カバーとか、リミックスとか、離れている者同士でも可能なのですね。私も原曲のファイルをダウンロードし、ヴォーカルに加工を施したり、構成を変えたり、自分の演奏を録音したり、という風にして、徐々に原曲の相貌を変えていったのだ。


 大変に面白かった。そして気付いた。


 いろいろと、楽器演奏したり、歌ったりしているのですが、どうしても自分には出来ない要素がある。そりゃあ、異様に演奏することが困難な楽器、例えば鼻の穴で吹く笛とか、超絶的な技巧、例えば二本以上の笛を同時に口にくわえて演奏するとか、などは別としてである。


 女声は出せない。


 単純にして動かし難いこの真理。男声を機械的に女声っぽく加工するとか、女声をプログラム通りに歌わせるソフトなどもあるが、それは私が言っていることとは次元の違う問題だ。


 そして思った。女声はよい。実に憧れる。普段も歌モノは女性の作品ばかり聴いていることに気付いた。こうなると水面下で根回ししたくなってくるのである。実に、やーらしいものよのぅ。


 そして、コラボ、カバー、しばらくそれ中心にやろうかと考えている。面白くって。