演奏してきました

寒い国のクロニクル



 8月12日、人様の前で生演奏しました。


 茂原ってどこだ、秘境だ、いやコリン星だ、などなど、かなり田舎への道のりを覚悟していたが、実際そこは田舎だった。田がひろがり、空は青く高く、まむしには注意が必要な、そんな感じ。


 JR外房線茂原の隣の本納というところが現場であるライヴハウスCloveの所在地であるが、昼下がり、駅前のなんにもない短い通りを歩いていると、これは蜃気楼ではないか、夢ではないか、いやいや俺は既にどこかでこんな光景を見たはずじゃないか、と、いろいろな感情が去来したものだ。


 お会いしたかった人に会えたり、食いたかったうどんを食ったり、見たかった変態楽器を見せてもらったり、かなりの幸福と満足度大に包まれていたので、ではこれで、演奏はいいじゃないですか、あがっちゃうし、と帰りたい心境でもあったが、夜、演奏してきました。




 「第一回変態フェス」移動式音楽班の演奏内訳


1. 寒い国のクロニクル(サズ / アコーディオン / 歌唱)
2. 野生水域(マンドリン / アコーディオン / 歌唱)
3. 琉球民謡 安里屋ユンタ(サズ / アコーディオン / 歌唱Featuring 嘉手苅miba)
4. 通りの向こう、果てを見る(クラシック・ギター / アコーディオン / 歌唱)
5. 半即興メンバー紹介歌:移動式音楽班のテーマ(びんざさら / 歌唱)
6. ディオニソス、俺は知りたい〜寄港地にて(マンドリン / アコーディオン / 歌唱)


メンバー:移動式音楽班(歌唱ほか)、ruruアコーディオン




 非常にね、真夏の陽射しの中、時が止まったような田舎で、そんなところに変態が集うライヴ・ハウスがあって、みんな楽しく、その変態っぷりにゲラゲラ笑いながらやっているわけだ。移動式音楽班としてライヴやるのは初めてだったけれど、まぁ、自分が今まで出演したライヴの中で、こんなに笑って幸せだったものはないだろう。出演を誘っていただいた異常奏者さん、ライヴハウスCloveさん、そのほか出演者の皆さん、ありがとうございました。


 さて、本番の前日、東京は荻窪のスタジオでリハーサルした音源を公開してみました。よかったらお聴き下さい。


 「寒い国のクロニクル Studio Rehearsal 11 Aug. 2007」


Download