2007-01-01から1年間の記事一覧

暗夜練習

夜、暗闇の野外で楽器演奏したことありますか。 まず、問題点は、ギターのようなものの場合、押えかたがわからなくなる。まったく何も見えなくて。それでももう四半世紀ほども弾いているのだから心眼で奏でよ、弾けるだろう勘で、という風にも思うものだが無…

班活動報告

その一 8月23日、ieieさんという友人と制作した曲を一曲、GarageBand Users Clubにて公開しました。よろしかったらお聴きください。 おいかけっこ ieie & 移動式音楽班 この曲の制作を巡っては、2月27日、6月4日の日報などが関連項目である。つまり、結構前…

くるり

コンサートへ行ってきた。くるりである。 大槻ケンヂが何かのインタヴューで、ロックの本質は体育会的体質であり、先輩へのリスペクトからくる憧れ、同一化などがその原動力なのだ、だから俺は自分より年下のバンドなんて聴かないもんね、というような事を言…

音患い

巷では猛暑であると喧しい2007夏 暑い。確かに暑い。 私はちょっとでも寒いことには耐えがたい体質なのだが、暑いことは結構平気だったりする。なので、連日の猛暑の中、エアコンなどない部屋(私の棲家は通常の夏ならエアコン不要の冷涼気候だ)にこもり、…

演奏してきました

8月12日、人様の前で生演奏しました。 茂原ってどこだ、秘境だ、いやコリン星だ、などなど、かなり田舎への道のりを覚悟していたが、実際そこは田舎だった。田がひろがり、空は青く高く、まむしには注意が必要な、そんな感じ。 JR外房線茂原の隣の本納という…

演奏します

移動式音楽班が楽器弾いて歌うたう予定です。 8/12 千葉県茂原市 ライヴハウスClove open 16:30 start 17:00 負塊主催「第一回変態フェス」に出演します。第一回に参加できるなんて超光栄だよ。想像しただけでドキドキするぞ。あ、変態にドキドキじゃなくて…

THE ROAD TO NORTHERN LAND

面白いことになった。かねてより親交のあるwo_sevenさんに、以前私が制作した「北国への道」という曲をリミックスしていただいたのだ。 コチラでお聴きいただけます。 THE ROAD TO NORTHERN LAND / wo_seven 自分の曲をリミックスされるなんて初めての経験で…

エレガントな書斎から日報

部屋を片付けよう。男なら、大仕事の前には自分の部屋を片付けるもんだ、と、昔の偉い人だって言っておるはずだ。ん、誰が言ったかは知らん。 私の書斎であるが、老朽化した建築物の二階であるため、重量物は良からぬ、と、これは実在する昔の人々から説教さ…

名物

やや遠出した。長野から北、新潟から福島へ。 新潟といえば7月16日の中越沖地震から約一週間あまり、被害の大きかった地区へ立ち入ったわけでなく、十日町から魚沼へと車で通過して行く分にはその影響を特に感じることはなかった。一日も早い復興を祈ります…

ロックと老い

年を取り、事故や特定の病気でなく自然死することを老衰と呼ぶ。未だロック・ミュージシャンに老衰死したものはいないらしい。歴史が浅いのだ。しかも破滅型の人材が多く輩出されてきたこともありイメージが湧かない。 ロックが、1960年代以降に本格的な隆盛…

苦行

何の因果か、胃カメラというものを飲み込む羽目に陥った。そんなもの、これまで飲んだことなかったのである。別に胃の調子が悪くて、と言う訳でなく、単なる健康診断です。 「ちょっと、移動式さん(仮名)、あーた、バリウム&レントゲンと胃カメラとどっち…

冠二郎

J-ENKERこと、冠二郎。にっぽんの宝である。不器用だが情熱のこもった歌唱、派手目のステージ・アクション、ショーマンシップあふれる礼儀正しい立ち振る舞い……に代表される“It's Only 演歌, But I Like It"なパーソナリティは、全国の演歌ファンの心を大い…

帰路

7月8日、我がウェブ・サイトおよび GarageBand Users Clubにて「帰路」という曲を公開させていただきました。よろしかったらお聴きください。「とある曲の制作日記」などとと称して3回ほど、この日報でその制作過程を綴ってきたものです。wo_sevenさん作「Ne…

アントニー

凄い声の持ち主に出会った。いや、以前から知っているのだが改めて再確認した。 ビョークの最新アルバム『Volta』をこのところ聴いているのだが(やっと購入したのだ)、その中の「The Dull Flame Of Desire」と「My Juvenile」に参加している男性ボーカルの…

恋愛睡眠のすすめ

映画を観た。 『恋愛睡眠のすすめ』 ミシェル・ゴンドリー監督 2006年フランス=イタリア 何ゆえ観たかと問われれば、シャルロット・ゲンズブールが出演しているからである。まさか、群馬県伊勢崎市においてシャルロット・ゲンズブールが出演するフランス映…

続・続・とある曲の制作日記

ここまでのあらすじ(6月19日、6月27日の日報参照) 人様の曲をカバー中。楽器の録音に勤しむ日々であるが、いざ完成を披露したら作者に怒られるんじゃないかとビクビク中。 6月26日 クラシック・ギターの弦に、不要になったギターの弦を絡ませる。ブリッジ…

模倣とパクリ

なんか、重そうなことを書こうとしている気配がタイトルから漂ってきそうだが、そんなつもりありません。 模倣とパクリ(剽窃)とは似ているようで異なりそうだ。模倣は、多分、何かターゲットとする作品を真似てみることで、それに接近しようとする手段なの…

続・とある曲の制作記録

ここまでのあらすじ(6月19日の日報参照) 人様の曲をカバー中。インスト曲に歌詞をつけ、すっかり歌う気満々。アレンジも大幅に変えていたりして、いざ完成を披露したら作者に怒られるんじゃないかとヒヤヒヤ中。 6月20日 歌詞を曲に乗せるために歌メロを練…

カレーと音楽

昔、確か「現代思想」(青土社)で、玉村豊男と四方田犬彦の、料理に関する対談だったと思うが、一度カレー味になった料理は二度とカレー以外の味にすることはできない、カレーとは最終料理なんだよ、というようなことをどちらかが言っていたと思う。うろ覚…

夏のお知らせ

夏至であった。既に梅雨明けした地方もあると聞く(オキナワ)。真夏が近寄っている。にも関わらず、我が家から眺む遠くの山々(北アルプスって奴だな、ありゃ)は峰に雪を抱いておる。おかしな気分だよ。 風が目の前の木々の緑を揺らす。まったく風の街だぜ…

我が人生、ラジオとともに(大袈裟だよな)

狂ったようにラジオを聴いた時期が人生に何度かある。これからもあるだろう。 最初は高校生の頃で、ロックにはまったクソ田舎の高校生に出来る事と言えば、ラジオ聴いて、雑誌読んで、勘違いした衣装に身を包んだ勘違いしたバンドを組むことだった。まぁ、若…

とある曲の制作日記

あらすじ 人様の曲をカバーしてみたいと思った。5月初旬頃、手をつけていた幾つかの企てがまとまりそうだったので、では、と、カバーしてみたい曲を制作された方に思い切ってお願いしてみる。もともと、その曲は最初聴いたときから幽玄な曲調と異様なビート…

甘味処移動式

私は20年も前から「今年のトレンドは『激甘ブーム』が巻き起こる!!」と予見しているのだが、そうしたムーブメントがこの日本を席巻したとは、ついぞ記憶にない。おかしいなぁ。 私には好きな言葉がたくさんあるが、同じように忌み嫌っている言葉もある。そ…

移動祝祭日

6月13日、我がウェブ・サイトに「移動祝祭日」という曲を公開しました。よかったら訪れてみてください。 移動式音楽班 おとのせかい そんなことは面倒くさいぜ、という方はここでもお聴きいただけます。 が、音質の面で言うと、ここで簡単に試聴できるMP3プ…

気のいい虫くんと暮す

蜘蛛を飼っている。などと書くとまるで蜘蛛好きの蜘蛛男か雲助のようだ。いいえ。仕事場のデスクの上を、先週から一匹の蜘蛛が徘徊しており、どうやらここに居ついてしまったらしい。 全長1.5センチくらいかな。白っぽく、背中に一本、薄いこげ茶色のタテ縞…

こぶし歌謡

ふと気付いた。 ときどき好きな音楽のことなど書いているが、振り返ってみると自分の嗜好をそれほど反映していない気がする。それなりに話の通じそうな話題を選別していたのかもしれない。 イカン。いかーん。誠にイカン。とにかくイカン。 Khaled, Rachid T…

休日、特殊ギターを弾く男の巻

昨日は久しぶりに、終日、楽器を弾いた。弾いて弾いて弾きまくった。アンド、少し歌も歌った。一体、な〜にをやっているのかというと、友人と共同で進行している楽曲制作が、構想から4ヶ月、今まさに佳境にあるのだ。 録音されたファイルを互いにネットを介…

The Who / Quadrophenia

Love Reign O'er Me by Pete Townshend (邦題:愛の支配) 愛だけが雨を降らす 海が浜辺に口づける流儀で 愛だけが雨を降らす 草むらで抱き合う恋人達の汗のような 愛よ、俺を支配しろ 俺に雨を 愛だけが雨をもたらす 君をして空に向かい焦がれさせる雨を …

つんどく

昔、何かの軽い読み物で「つんどくのススメ」とか何とかいう文章に出会い、「あ、いいんだ、つんどくで」と達観してしまい、以来、つんどくを実践している。その文章が誰のものだったか、どんな内容だったか、まったく思い出せないのだが、買った本を読みき…

The Statue of Poem

彫り物について、ふと思いつきました。 詩は、彫刻に似ている 言葉のユニヴァースの中から、イメージと共に数々の言葉を抽出する それらは、この時点では決して詩ではない ぶくぶく泡だった詩の元のようなものだ それを 時にはノミを使い荒々しく削り 時には…